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たいした事は書いていませんが、米工房の近況です。
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2024年
3月、風花。
米工房の前も雪の下からアスファルト。

大雪だった今シーズンも嘘のように、
バレンタインデーには当町2月の過去最高気温8.3度となり、
急激に雪解けが進んでいます。

米工房は国道275号線沿いにあるのですが、
道路をはさむ駐車場は、高さ数メートルのスキー場のような雪山です。
ところが、米工房の玄関は南向きなので、雪解けが進み、
よーやくアスファルトがちらちら見えてきました。

と、書いていますと、雪がちらほら
俳句の季語で言う、「風花」(かざなは)です。
風流ですなぁ〜♪
と、楽観できない豪雪地帯の米工房なんでした〜。
瀬戸大橋だぁああ!!<ゴールデン・ウィーク、四国へのバイク旅行!>
姫路市の親子ライダーが出発する季節です♪

思索のテスト・ケースとしての農業。
米工房は、おいしいお米を安定してお届けいたします。

一方で、たった今、国会では衆院本会議で『小野寺五典予算委員会委員長解任動議』の投票が行われ、否決されました。
これらは、政治家の裏金問題などから発した国会の日程闘争なのでしょうか。

ドイツやフランスなどでは、農家が国内農業の保護を求めて抗議運動を続けています。
大型農耕用重機を何十台も走らせて抗議しています。
かつて日本でも、国会や北海道庁の周辺を農家の方がトラクターと、ムシロに「米価値上げ」などと書いてデモをしていました。
以前はこれらが毎年の恒例行事でしたが、最後は15年ほど前でしょうか。

明らかに農家戸数の激減が、そのまま選挙の票に結び付くので、運動も弱体化しました。
つまり、票にならなければ、政治家には魅力のない遠吠えにしかすぎないのですね。

株価が今日、さらに過去最高値になりそうで日経平均4万円をオーバーしそうな国ですが、
国力は下がる一方で、同じ日のニュースとは思えませんが、それが現実なのですね。

農家戸数の減少と同様に、少子化も国力に影響しています。
先日、米工房がある地元の沼田町町立中学生が近隣の複数の町と合同で作った野球部で全国大会に行くことになり、寄付にいらしました。
もちろん応援いたしますが、すべての団体に寄付を払うのも根拠が必要です。
そこで係数をかけるとすれば、
@少子化による一団体当たりへの集中の高密度化。
A全国大会という功績と経費の規模。
さらに、
B他町との合同であることから、他町とのバランス。
ただ、
たとえば同じ沼田町の中学生でもバスケットの合同チームは60km以上遠くの芦別市の体育館が練習場所ですので、
保護者の対応能力の差が生徒の部活動の選択肢にダイレクトに影響するなどの事例もあります。
そうなれば、恵まれた生徒に、より恵まれた資源が集中するという差異の連鎖が生じます。
さらに、子どもの数が多い都市部こそが選択肢を担保するとの指向から、都市への人口の集中が加速するでしょう。
何も考えないよりも、このような機会に、すべての現実が、すべての現実とつながっていると考えることが重要と思います。
農業は、そのような思索のテスト・ケースでもあるように思います。

昨年の新米から全国で同時に値上げが続いています。
これも、農家の減少が、相対的に米不足を産んでいる一因からなのでしょう。

本日から、ハッピー!ハッピー!な味!ななつぼしを値上げさせていただきます。他の銘柄米は、すえ置きです。
北 海道ななつぼし 10kg税込み 3,348円→3,510円
持続可能な社会に必要なのは、限りなく公平な分配です。
たいへん心苦しいのですが実質的なインフレが進む中、みなさまにもご負担をお願いすることとなりました。
引き続き、お米のご注文を、よろしくお願い申し上げます。

2024年3月1日 金曜日 風花 5:32Pm 気温-2.4度
Text by. 米工房HP店長 久保元宏

2月、大雪。
米工房も屋根雪おろし2回目。


米工房がある北海道の沼田町は、有数の豪雪地帯です。
日本海からの湿った風が山にぶつかる地形であることから、
毎年、降雪量は1m前後あり、
多い年では最深積雪が約2mにも達することもあります。

2024年2月1日(木)現在、沼田町の雪は下記の情況です。
降雪量の累計=8m87cm
積雪深=1m55cm
最大積雪深=1m89cm

今日も気温は午前1時38時にマイナス22.7度でした。
我が社の社員は朝方、鼻が冷えて目が覚めたそうです。
みんな見とくれ、おいら、シラホシカミキリだよ〜ん!
雪の下で、多くの生命が出番を待っています♪

国内のお米の在庫が、減っています。
米工房は、おいしいお米を安定してお届けいたします。


公益社団法人『米穀安定供給確保支援機構』は「米取引関係者の判断に関する調査」を毎月実施しています。
2024年1月分の調査概要が2月5日に発表されました。
結論は、「お米の価格は値上げする。」でした。
その判断基準は、
・国内の在庫=5ポイント増加し、シェアは28%。
・作柄=3ポイント減。
・消費者の動向=2ポイント減。
・お米の調達=46%で変わらず。

昨年は全国的に猛暑で、お米は冷夏に弱いので、豊作が期待されました。
しかし、あまりにも暑すぎたのですね。
お米は予想を大きく下回って収穫が少なかったようです。


値上げをしているのは、お米だけではなく、燃料、資材、運賃、人件費など、ほとんどの部門でです。
米工房は新米以降、値上げをしていませんが、予想を上回る情況はまだまだ続きそうです。
引き続き、お米のご注文を、よろしくお願い申し上げます。

2024年2月6日 火曜日 晴れ 10:53Am 気温-10.6度
Text by. 米工房HP店長 久保元宏

2024年

あけまして
おめでとう
ございます


みなさま、健康で
 新年を迎えられたことと思います。

米工房は、 1月5日(金)より、
本格的な営業を再開させていただいています。
さっそく、多くのご注文をいただいています。
おかげさまで今年の初荷も順調に開始でき、
あらためて感謝を申し上げます。
”熊っ子ラーメン”旭川ラーメン錦町店♪
今年も、ごはんで北海道を応援♪

今年は元旦から『今年のニュー ス第一位』が起きてしまいました。
米工房の創業者は、金沢市で1901年に生まれました。私の父方の祖父です。
その親戚が現在も同じ石川県の小松市に住んでいますので、お正月の挨拶の電話を、元旦の午後4時にかけました。
おだやかな会話をしている最中、電話の向こうから、
「いかん!地震や!電話、切るで!」
と、突然。
あわててテレビを観ますと、午後4時6分に震度5強。
震度5強でも心配していたところ、続けて震度7。
石川県庁の危機管理監室によりますと、
1 月9日(火)9時で死者180人
さらに重軽傷者や、家屋の被害、避難生活、道路の遮断による孤立化などに加え、雪が少ない地域なのに降雪が続いています。

さらに、翌日に は助けに向かう海上保安庁の飛行機が事故にあい、さらに死者5人。
事故現場の羽田空港は飛行機の発着が2分おきに繰り返されているようです。
ルーティンはコンピューターなどで管理して、より効率的に運営されているのでしょうが、
イレギュラーには弱いのでしょうか。
完璧を構築しているからこその事故のように思えてなりません。
対策に対策を重ねても、さらに対策が必要になる。
それが人生なのかもしれません。

コロナも、また 増加しているようです。
被災地での住居、ガソリン、灯油、プロパン・ガス、トイレ、紙、水などが気がかりですが、
お米は行き届いているのかな、と、考えます。
健康でおいしい食事をいただくのが、普通のお正月であるのならば、
お正月とは無数の方々の人生というお仕事の上に成立している奇跡なのかもしれません。
自然との共生が、自然の恵みを食べる喜びをいただいている我々の生活なのでしょう。
みんながつながっているからこそ、社会は成り立っているのでしょう。
みなさま、どうかご自愛ください。


そして、米工房にとっての2024年は、
例年どおりに、
田んぼでの苦労と、
食卓での笑顔を
結び付けられる年になればいい なぁと考えています。


生産者が想う「米」への気持ち、
消費者が感じる「ご飯」から生まれる愛情。

今年の米工房も、そんなみなさまの間で喜ばれる
集荷、精米、配達な どをしていきたいものだと想います。

今年もよろしくお願い申し上げます。

2024年1月9日 火曜日 雪 1:46Pm 気温-3.1度
Text by. 米工房HP店長 久保元宏